デジタル一眼レフカメラで背景をぼかす写真の撮り方

この記事のまとめ

背景のボケた写真を撮る3つのポイント

  1. できるだけ望遠で撮影する
  2. できるだけ絞り(f値)を小さくする
  3. 撮りたいもの(被写体)と背景の距離をはなす
  4. 撮りたいものに近づいて撮影する

写真を撮るとき、カメラと撮りたいもの(被写体)の距離や背景との距離を気にしたことはありますか?

僕は一眼レフカメラで写真を撮りはじめた頃、撮りたいと思った瞬間にカメラを構えてシャッターを押していました。撮れた写真はなにか違う。写真の上手な人とは機材が違うから仕方がないのかなと思っていました。

実際は、撮るときに自分の立ち位置など今回ご紹介するポイントを意識してシャッターを押すだけで、高価な機材に頼らなくても見違えるような素敵な写真が撮れます。

デジタル一眼レフカメラをすでにお持ちの方、これからカメラやレンズを購入しようとしている方に意識してボケた写真を撮るためのポイントについてを解説いたします。

目次

焦点距離で背景のボケる量が決まる

ふだんは何気なく撮ろうと思った時に立っている場所からシャッターを押してしまいますがそれではボケを自分でコントロールすることができません。

背景をボカして撮りたいときの1つめのポイントは、望遠レンズを使って遠くから撮影することです。

キットレンズが2本付いているデジタル一眼レフカメラを購入された方の場合、55-200mmなど遠くを撮ることができるレンズに交換してください。

手持ちのレンズで被写体が一番大きく写るようにズームした状態が最も背景がよくボケる状態です。

ちょっと待って!
撮影したいものが大きくて写りすぎて全体が写らないよ。

そんなときは後ろを気にしながら下がれる範囲で写したいものが

適切にフレームに入る場所まで下がりましょう。

背景をぼかすためには一歩、さらに一歩と後ろに下がって撮影することを心がけることが大切なのですね。

目の前に撮りたいものがあっても、一歩下がってズームする。

絞り(f値)をできるだけ小さくする

絞り(f値)を一番小さい設定にすることを「開放」といいます。レンズは絞りを開けるほどレンズに入る光の量を多くすることができますが、さらにボケやすくなります。逆に絞り(f値)を大きくすると光の量が減り、画面全体にピントが合った写真が撮れるようになります。

まずはカメラのモードダイヤルを絞り優先モード(CanonならAv、NikonならA)に合わせます。絞り優先モードはf値を自分で調節できるモードです。

キレイなボケの写真が撮りたい!というときはまず絞り優先モードにすることを覚えておきましょう。「オートじゃないと操作できない」思うかもしれませんが、ボケ具合だけ自分で調節できるとても簡単なモードなのでぜひ挑戦してみてください。

背景までの距離を利用してぼかす

ポイント3つ目ですが、ピントを合わせた被写体と背景の距離が離れれば離れるほどボケた写真が撮れます。撮りたいものを壁の近くに置いた場合と、壁から話した場合で比較してみましょう。

奥行を利用することで背景がぼやけた写真に仕上がります。

撮りたいものに近づくほど背景がぼける

撮りたいもの(被写体)に近づくほど、背景はボケます。しかし、これは知識として覚えておくだけで大丈夫です。実際に写真を撮影するときは被写体をどれくらいの大きさで写したいかが決まっていることが多いです。ですので1つ目のポイントでお話したようにできるだけ望遠側にして撮りたい大きさになるように撮影してみてください。

1点気を付けるポイントとして、レンズの最短撮影距離に気を付けて下さい。

最短撮影距離とはピントが合う最も近い距離のことで、レンズごとに異なります。手持ちのレンズにも記載されているので確認してください。

最短撮影距離とは

被写体にピントが合わせられる距離のことです。この距離はレンズごとに限界が決まっています。被写体に近づきすぎるとピントが合わず、シャッターが切れません。

まとめ|デジタル一眼レフカメラで背景をぼかした写真を撮るアドバイス

さて、かがでしたか?

これから写真をはじめようとしている方へ背景のぼかし方のアドバイスをご紹介させていただきました。

・望遠レンズを使って遠くから撮影する
・絞り優先モードを使う
・被写体と背景の距離を離す

写真を長く撮り続けている人からするとあたりまえのことばかりなのですが、これさえ守って撮影すれば、ボケをコントロールした魅力的な写真を撮れるようになります。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

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